美しい金唐革の世界・・・
「金唐革」とは15世紀ヨーロッパで生まれた箔工芸の粋ともいえる皮革芸術です。日本には16世紀、将軍への献上品「南蛮渡りの黄金の革」としてオランダより輸入されました。江戸時代後期から明治時代にかけて大変重宝され、様々なものに加工され上流社会の大ヒット商品でした。現在はヨーロッパでは生産されていないので、本格的な手作りの「金唐革」は日本のみで作られ、幻となっています。丈夫で美しさを保ち、品質変化が起きにくいことから「金唐革」は現在でも珍重されています。博物館や美術館に所蔵される「金唐革」は常設展示されないこともあり、ほとんど見ることができません。平成26年5月23日(金)~27日(火)まで、下通り帯屋地下1階BONGOUTにて、手にとってじっくりご覧いただける貴重な時間です。美しい「金唐革」の世界を皆様に・・・。
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